男の僕が”4ヶ月の育児休暇”を取得した方法と、これから取得する男性へのアドバイス

僕が育児休暇を取得したのが、次女が生まれて1年くらいの時期でした。今からちょうど3年ほど前(2015年)です。

当時から「男性でも積極的に育児休暇を取得しましょう」とか「イクメンになるべし!」みたいな論調でメディアも騒いでいましたし、会社側もそんな感じのことを”ぼんやり”と言っていました。

参照元:読売新聞東京本社 夕刊より

ただ、当然ですが、それを真に受けて育児休暇を取得ような人はいるはずもなく、僕の会社では男性で長期の育児休暇を取得したのは、ほぼ僕が初めてでした。

多分、3年経った今でも社会的には状況はあまり変わっていないような気がします(少なくとも僕の会社では…)。

なので、”4ヶ月間”という男性としては比較的長期の育児休暇を取得した僕だからこそ、これから取得しようとしている人にアドバイスできるんじゃないか。何かしらの勇気を与えられるんじゃないか、と思い、この記事を書き出しました。

必要だと思うんだったら絶対に育児休暇は取ったほうがいい!

それが僕の結論なのですが、そう思うに至った経緯なども、つらつらと書いていきたいと思いますので、お付き合い頂ければ。

妻が”育児ノイローゼ気味”に…

二人目(次女のタミ)が生まれたのが2014年10月。その時、長女(ウタ)は2歳でした。

なので、僕、奥さん、2歳児、新生児(0歳)というのが当時の家族構成です。

長女のウタはちょうど、多少言葉を覚えて自己主張をしだした頃でした。いわゆる”イヤイヤ期”というやつですね。

ウタ(2歳時)
おふろ、イヤ!!
ウタ(2歳時)
ごはん、たべない!!!

今思えば、そこまで大したイヤイヤ期ではなかったのですが(その後のタミのイヤイヤ期に比べれば…)、ただイヤイヤ期真っ盛りの子の世話をしながら、新生児を育てるのは想像以上に過酷でした。

特に産後でホルモンバランスが崩れている奥さんは、精神的にも肉体的にもかなり参っているように、僕には見えました。

頑張ろうとはしているんだけど、それでも長女のちょっとした言動に怒鳴ってしまったり、、、。

その後、怒ったことを後悔して泣いて謝ったり・・・。

”育児ノイローゼ”とまではいかないまでも、軽い”産後うつ”のような状態にはなっていたのかもしれません。

会社と家庭の板挟みで苦悩する日々

僕(父)
このままでは家庭が崩壊する…

そう感じた僕は、なんとか仕事と家庭を両立しようと必死にもがきました。

会社から夕方5時くらいに一旦帰宅して、子供たちにご飯を食べさせて、お風呂に入れて、寝かしつけまでやって、夜8時くらいにまた会社に行って夜中の12時まで仕事。

次の日は朝5時に起きて、食器を洗って洗濯物を干して、その後で出勤・・・。

そんな生活を3ヶ月くらい続けました。今思うと、我ながら「よくやってたなぁ」と思いますが、ただ、もう、僕の体力と精神力も限界に来ていました。

ようやく育児休暇取得を決意

当時は「会社を辞めよう」と、本気で思っていました。

だって、これ以上家族のツラい顔を見たくないし、かと言ってもう仕事との両立は難しい・・・。だったら会社辞めて、退職金で食いつないで、家庭が落ち着いたら新しい仕事みつけようかな、、、と。

今思うと、かなりリスキーなことを考えていたんだなぁ、と冷静に思えますが、当時はそんな冷静な判断すらできないくらいに追い詰められて視野が狭くなっていたんでしょうね。

で、どこからの情報だったかは忘れましたが、「男でも育児休暇を取得できる」というのを聞いて、上司に相談し、4ヶ月間の育児休暇を取ることになったのです。

奥さんも子供も、やっと笑顔に!

今回の記事はあくまで「男性の育児休暇の取得方法」についてなので、育児休暇中の家庭での過ごし方は別で記事にする予定です。

ただ、”僕が家にいる”というだけで、奥さんや子どもたちが毎日笑顔だったんです。

もっと早く育休取っておけばよかったな」とちょっと後悔するくらい、家庭の雰囲気は変わりました。

二兎を追うものは…ではないですが、そんなもんなんですねぇ。

仕事と家庭のどっちを追うか?と、答えは決まってくると思います。

スムーズに育児休暇を取るためのコツ

ということで、僕がどんな経緯で育児休暇を取ったのかをお話してきましたが、ようやく本題の「男性が育児休暇を取得する方法」についてです。

ただ、「取得する方法」と言っても、「この申請用紙を書いて…」っていうテクニック的な話ではなく、

こうするとスムーズに取れると思いますよ」っていうアドバイス的なお話になります。あくまで僕が取得した経験をもとにしたものです。

育児休暇を取りたくても取れない」っていう人のほとんどは、「同僚の目が気になって…」とか「上司にどうやって説明したらいいか分からない」っていう人間関係の悩みが障壁になっているんじゃないでしょうか。

僕もバリバリそうでした。

だから、僕の経験から何かしらのヒントなり勇気なりを見つけてもらえれば、と思います。

「仕事がキツいから…」での育休取得はダメ!

まず、大前提として、育児休暇を取る理由についてです。

僕の場合は先程お話したとおり、「産後の奥さんの体調不良」が育児休暇を取得した理由です。

おそらく、育児休暇を取得したいと思っている男性は、それなりの理由があるはずです。

  • 奥さんの家事育児をサポートするため
  • 奥さんが仕事復帰するから家事育児を代わりに行うため
  • どうしても子供の成長を間近に見たいため

などなど。どんな理由があってもいいと思うんです。

ただ、ひょっとしたら中には「仕事がキツいから、この出産を理由に・・・」みたいな人がいるのかもしれません。

これはやめた方がいいです。

なぜかというと、後で説明しますが、育児休暇を取るためには、”権利”とは言え、会社内での色々な調整が必要となってきます。

そんな時に「こいつ上手いこと逃げたな」と思われてしまっては、育児休暇も取得しづらいですし、何より復帰後の人間関係がキツくなると思います。

なので、もし理由が「逃げ」であっても僕はそれでいいと思うのですが(結果的に家族が笑顔になるのであれば)、ただ、あくまでも”表向き”には「奥さんをサポートするため」という大義名分で会社内を調整する必要があると思います。

「権利だから!」というスタンスじゃなく…

先程もチラッと説明したように、確かにこの育児休暇は僕らの”権利”です。ただ、その”権利”を振りかざして

いや、権利だから育児休暇取得するのは当然でしょ?

といった態度ではいないほうがいいと思います。

何度も言いますが、あくまで会社側や上司や同僚の理解があってこそ、円満に育児休暇に入れるのです。だから、いくら”権利”だからといって横柄に仕事調整などをするというのはやめておきましょう。

僕の場合はあくまでも下手に色々な人たちに説明をしていました。

「仕事はしたい…でも」という雰囲気を

これは上記の「権利を主張しない」ための具体的な方法です。

あくまでも「仕事はしたいけど、家族のために仕方なく…」という雰囲気作りは大事だと思います。

ただ単に「奥さんが家事育児を一人でやるのが大変そうで」というのでは”弱い”と感じたのなら、「奥さんが精神的に参っていて…」という”設定”を作ってもいいと思います。

僕の場合は本当に奥さんの調子が悪かったのですが、そういった理由があれば、誰も文句は言ってきません。

なので、どうしても家族のために育児休暇が必要なのであれば、たとえこういう設定を作ってでも(要するにウソをついてでも)、僕は取得するべきだと思っています。

そうした方が絶対に家族のためにはなるから。

子供が生まれるアピールは念入りに

育児休暇を取る場合、当然ですが上司へ説明が必要となってきます。

例えばそれが、なんの前触れもなく「来週子どもが生まれるので3ヶ月の育児休暇を取らせてください!」と言い出したとしたら、上司からしたら青天の霹靂です。

なので、上司や周りの同僚たちに対して、奥さんが妊娠して安定期に入ったあたりから、「こいつには子どもが生まれる」っていう認識を植え付けておく必要があります。

そうすれば、さっきの上司も少なくとも「え!?子ども生まれたの?しかも育休取るの!?」っていうダブルの驚きにはならないはず。

なので、しっかりと上司や同僚とのコミュニケーションは密にとっておくようにしましょう。

仕事の引き継ぎは全力で

「育児休暇が取れる」となっても、安心せずに仕事の引き継ぎを全力でやりましょう。

何度も言いますが、”権利”とは言え、自分が休むことで上司や同僚には何かしらの迷惑をかけるわけです。なので、その”かける迷惑”は最小限に抑えれるように、引き継ぎをしっかりしておきましょう。

これは正直僕の育児休暇取得時に失敗したことでもあります。

当時、「育児休暇が取れる」と決まってから、完全に僕の中での比重が”会社”から”家庭”へシフトしてしまいました。

だから、引き継ぎも結構適当に済ませてしまった結果、育休中に上司から何度も連絡があり、仕事の話をするはめになったのです。

これは上司や同僚も迷惑だっただろうし、僕も育休とはいえ家事や育児で忙しいのに会社から何度も電話がかかってくるの正直辛かったです(自分が悪いとはいえ…)。

なので、社会人としては当然できることでしょうが、あえてポイントの1つとして入れておきました。

結局、ここまで頑張って育休取った結果・・・

ということで、僕が育児休暇を取得した時に「これがスムーズに取れたポイントかな」とか「もっとこうすればよかった」というポイントをまとめました。

確かに、まだまだ男が育児休暇を取るっていうのはハードルが高いです。応援してくれる人もいましたが、「なんであいつだけ…」みたいな目で見てくる人も正直いました(なにか言われたわけではないですが)。

ただ、僕としては育児休暇を取ることで、産後の一番ツラい時期である奥さんをサポートできたことや、子供の成長を間近で見られたこと、なにより僕が家にいることで家族が笑顔になってくれたことから

育児休暇を取ってよかった!!

と思っています。

会社のことなんて気にせず取ればいい」と言うのは、実際に取った僕からしたら理想論でしかなくて、やっぱり上司や同僚の理解っていうのは、大事だと実感しました。

だからこそ、今回のポイントでまとめたことが出来れば、スムーズに育児休暇を取得できるんじゃないかと思っています。

今回の内容が、少しでもこれから育休を取ろうとしている男性の参考になって、もっともっと長期の育休を取る男性が増え、その結果、育休の取りやすい社会になっていくことを願っています。

では!

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