なんとなく立ち寄った古本屋で数年前に話題となった「金持ち父さん、貧乏父さん」という本が売られていたので、今更ながら買って読んでみました。

出版年が2000年になっていたので「数年前」と言いつつ、もう18年も前の本なんですね。ただ、内容的には全然今でも通用するような、『お金に対するマインド』を勉強することが出来る、とてもいい本でした。
全然難しいことが書いてあるわけでもないので、結構サラッと読めました。
ここ数年は子育てする日々が続いているので、見るもの読むもの全てにおいて「子育てに応用できないか?」という視点でみてしまうようになりました(職業病?笑)。
この『金持ち父さん、貧乏父さん』も「子供達にお金について教えるヒントがないか?」という視点で読んでみたところ、めっちゃ子供へのお金の教育に役立ちそう、と思えたんです。
最近は子供達に「お金について」話す機会が多くなってきたので、どんなスタンスで話せばいいのか、若干悩んでいたところがあったんですよね。
例えば、「お金ってなんであるの?」とか「お金を増やすにはどうしたらいいの?」っていう、なかなか鋭い質問を長女(6歳)がし出したんです。
突然、長女がこんな質問をし出したわけではなく、最近子供達には
- お手伝いをしたら報酬としてお金を渡す
- 欲しいものは、なるべくそのお金で買うようにする
っていうようなことをやり出したからです。
彼女たちが生きていく未来の社会がどんなものになるのか、僕らには想像できませんが、それでもやっぱり絶対に「お金」っていうのはついて回るモノだと思っています。
ここ数十年で資本主義社会が崩壊するとも考えにくいので。
でも、保育園では当然そうですが、小学校や中学校では「お金」についての教育っていうのが一切されないのが現状です。
だから、僕ら親が「お金って大事なんだよ」っていうところから始めて「どうやったらお金を稼ぐことができるのか」とか「お金を増やす方法っていうのは・・・」みたいな話をしてあげないといけないと思うんです。
だから、伊藤家ではなるべくお金に積極的に関わらせようとしています。ただ、そんなことをしていたら、ちょっとした問題もありまして、、、。
例えば、何かのお手伝いをしてもらった時とかに「いくらもらえるの?」っていうようなことを聞いてきたり、保育園でも仏様にお祈りするのに(仏教系の保育園なので)、「お金がたくさんもらえますように」ってお願いしていたり…。
それはそれでたくましいとも思うんですが、流石に「お金の教育は早すぎたか?」と悩んだりしていたんです。
で、話を『金持ち父さん、貧乏父さん』に戻すのですが、この本の中で一貫して言っていたことは
『子供のころからお金の教育はするべき』
っていうこと。
つまり、子供の頃からのお金の教育をすることで、ファイナンシャル・インテリジェンス(とこの本では言っていました)、要するにお金に対するセンスが磨かれるため、とても推奨されていました。
もう一つは、
『お金のために働くな、お金を自分のために働かせろ』
ということ。
これは、要するにお金のために働くっていうのは消耗戦でしかない(この本では『ラットレース』と呼んでいた)ので、そこから抜け出すには、「お金に働かせる仕組みをつくるべきだ」っていうことらしいです。
この本では「お金に働かせる」っていうのは、株式投資だったり不動産投資のことを言っています。例えば、不動産を持っていれば、自分が働かなくても、その不動産がお金を生み出してくれるから、そういったお金の使い方をするべき、ってことです。
つまり、僕が子供達に教えていたのは、「お金を稼ぐ方法」であって「お金に稼がせる方法」ではなかったんですね。
ただ、まだ保育園に通っている子に株式投資のことを教えてもチンプンカンプンなので、まずは「お金を稼ぐ方法」から教えて、小学校高学年くらいになったら株式投資についてなどを教えることで「お金に稼がせる方法」を教えれたらなぁ、と思っています。
なので、とりあえず僕らのやっていること(お金の教育)は間違ってなかったっていう自信がついたので、とりあえずこのまま続けてみようかと思っています。
お手伝いのたびにお金を要求してくる問題は解決してませんが、それはまた何かしらの対策を立てたいと思います!
ということで、何かの参考になれば。
では!
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